サバ州立博物館②
ちょっとドッキとする展示品がありました。
吊るされていたのは人間の頭蓋骨
この地方の古い風習の首狩りの証拠品です。

「首狩り」は人間を殺し,首級をあげる事を中心とした古い宗教的な慣行のひとつで,自身の所属する集落以外の(時に敵対関係にある)人間を殺害し,切断した犠牲者の首級を持ち帰りました。
首級をあげた人物の武勇の証明,儀式的な力の獲得,死者の死後における奴隷化,戦利品といった意味合いがあったそうです。
先に訪れ一泊したイバン族もこの風習を持つ部族です。
野蛮に見えますが,これが普通に生活の一部であったのでしょう。
この習慣は,キリスト教への改宗とともに消滅したのです。
棺桶だそうです。

木彫りの座像

用途は不明ですが素朴な像です
穀物や種を入れた壺