エチオピアの旅も中盤を迎え,10日目の今日は,いよいよメインエヴェントの「
ティムカット祭」の見学です。
ティムカット祭は1月19日を挟んで3日間に渡り開催されます。
エチオピア暦のクリスマスの日から12日後にキリストがヨルダン川で洗礼を受けたことを記念して行われるお祭りです。
祭りは,各所の教会に有るモーセの十戒を収めたタボット(契約の箱)を,司祭や僧侶たちが持ってくることからスタートします。
沢山のベルを鳴らし,トランペットを吹き,そして香を焚きながら,水の有る場所または小川に近いテントへと運びます。
そして祭りの本番となる翌日(19日)、豪華な衣裳に身を包んだ司祭や僧侶達は、タボットの周りに集まり,神聖なる儀式を行い,聖水を撒き,誓いを新たにします。
ティムカット祭はエチオピア各地で祝われますが、ラリベラのティムカット祭がその始まりだそうです。
色とりどりの衣装で着飾った人々で踊りや聖歌隊の合唱があったりして,賑わう盛大なお祭りです。
私たちは,首都アディスアベバのエチオピア青少年スポーツセンター内の会場で参加しました。
5時40分にホテルを出発
薄暗い中,メイン会場のプール脇まで歩いて行きました。
センターの広い敷地の中には,たくさんの大きな白テントが張られ,朝早いのに多くの人たちが集まってきています。

線香売りのおばあさん

司祭さんが,香炉を振りながら歩いてゆきます。
香のよい香りで身を清められそうです。

十字架を掲げて歩いている人も。
儀式に参列するのでしょう。