今回の旅のメインイベントの
ムルシ族の村を訪問します。
ムルシ族は,オモ川・マゴ川流域で,牛の放牧やトウモロコシを育てることにより生計を立てます。
女性が唇にお皿を嵌めている特異な風習で知られています。
お皿は土器で作られていて,リッププレート・デヴィヤと呼ばれます。
15歳から16歳くらいの時に,お皿をはめ込み,お皿は成長するにしたがってだんだんと大きなものに換えて行くのだそうです。
ムルシ族の価値観では大きな皿をつけているほど美しい女性とされ,結婚する時の結納に交わされる牛の数も多くなるのだそうです。
そもそも,なぜそんなことをするようになったのかというと,これには悲しい歴史背景が有ったのです。
奴隷貿易が盛んだった頃,数多くのムルシ族が奴隷として捕らえられ南米などに送られので,自分を醜く見せることで商品価値を無くすようにと皿を嵌めたのが始まりなのだそうです。
今までにも様々な風習の民族を見てきましたし、価値観が違うということを承知していても,このムルシ族はびっくりです。
写真を撮ってもらおうと必死にアピールしてきます。
顔に白いペイントをしていたり,派手なアクセサリーをつけたりとか・・・
インパクトがあるというか有りすぎです

。
例によって,お金を払って写真を撮らせてもらいますが,人気の部族なので高額です
住人の一例をお見せします
親子

手にしているのが,
デヴィニヤで,売ってくれます。
男性
背が高く,顔や体にペインティングしています。
若い少女たち
最近はお皿を嵌めない人も多くなってきているそうです。

横から見て見ましょう。
左の女性はお皿をはずした状態です。

かわいい少女ですが,目を合わせてくれませんでした。
男の子
ムルシ族の住居です。
楽しみにしていたムルシ族の村訪問でしたが,写真はこれだけ

「フォト・フォト・ブル(お金)」攻撃に負けてしまい,撮る気力がなくなってしまいました

観光客慣れしてしまって,新鮮味もないのかな?

ご訪問ありがとうございます
ただ今「宙」はコーカサスの空の下
7月9日に帰国します
コメントのお返事は,帰国後直ぐにいたしますのでよろしくお願いします