オモ川流域に住むカロ族の村を訪問しました。
オモ川は,南部エチオピアで重要な河川で,南部のオロミア州西部を水源とし,南部諸民族州を通ってトゥルカナ湖へと注ぐ川です。
全長は760kmで,流域全域がエチオピアに属しています。
この川の流域は,地球上で人類が最初に誕生した地で,有名な約320万年前のアファール猿人「ルーシー」の化石,それよりも100万年以上も遡る440万年前に,直立歩行をしていた可能性があるというラミダス猿人「アルディ」の化石は,いずれもエチオピアのこのオモ川流域で発見されています。
オモ川下流域は人類学上の重要な地域ということで,ユネスコの世界遺産に指定されています。
オモ川流域の
カロ族の村
男性はボディ・ペインティングが,女性は唇の下にクギのようなピアスを開けているのが特徴。
人口は2,000人にも満たない小部族で,「カロ」とは,ハマルの言葉で「魚を食べる人」を意味するそうです。
現在は,半農半牧半漁の生活をしています。
カロ族の家