ハグパット修道院① (コーカサス三国の旅)

2014年03月14日 00:15

今回の旅の最後の見学場所は,1996年に世界遺産に登録された,ハグパット修道院です。

この修道院は,10世紀後半に着工し,11世紀から13世紀にかけて増築されて,現在の姿になったそうです。
「ハグパット」は,「強固な壁」を意味するそうですが,名のとおり玄武岩でできた頑丈そうな建物がたくさん立ち並んでいます。
たくさんの建物が入り組んで建てられているので,分かり難くて混乱してしまいます

ここには,最盛期には500人程の学僧が集まっていて,アルメニア教会の中心的な役割を果たしていました。

聖十字架大聖堂




雰囲気のあるガビット(洗礼を受けていない人が入る前廟)


アルメニア使徒教会では,教会内にはお墓を入れないのが決まりなので,お墓はガビットの中です。
ガビットの床は,ビッシリとお墓の蓋が占めています。
お墓の上を歩くのは,少々気が引けますが,問題ないのだそうです。考え方の違いなんですね



最大規模を誇る,聖十字架大聖堂の至聖所


至聖所の天井画


ブドウ模様の蜀台


ハチュカル(石に彫られた十字架)
ここハグパットのハチュウカルが,アルメニア国内で最も有名なのだそうです。










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